事業所ごみの処理

   事務所や商店などの事業所から出る事業所ごみなどは事業系一般廃棄物と呼ばれています。事業所ごみ(事業系一般廃棄物)は、それを排出する事業者が自己処理を行うか、市が認めた収集業者へ有料で依頼します。自己処理は適正に行う必要があり、設備投資や処理の許可といった課題があり、一般的に、収集運搬業者に依頼することが多い状況です。

 

 このたび、この収集運搬業者に依頼する方法において、新しい取組みをはじめました。

 

   平成18年1月から、これまでの収集運搬業者に月極契約などで事業所ごみ(事業系一般廃棄物)の処理をまかせる方法に加えて、次のような新しい方法の運用が始まります。

 

手順1

 お電話やインターネットを使って、有料収集袋による回収を依頼してください。

 > 詳細は当Webサイトのごみ収集申込みをお読みください。

手順2

 収集袋を配達してもらい、あとは廃棄物を収集袋へ入れて、回収を待つだけ。商店街などの地域で取組んでいただければ、毎日、定時に決められた場所で、商店街などの皆さんがごみを持参されるのを待つ待機収集も可能です。

その後

 必要に応じて収集袋を配達してもらい購入するだけです。ごみを減らす努力をされれば、その分、皆さんのごみ処理コストを削減することもできますね。

  

新しい有料収集袋による事業所ごみの処理のお話

 

第1話 有料収集袋は安いのかなあ?

「新しい有料収集袋制度は、これまでの月極契約より、処理コストが高いんじゃないの?」
  「3ヶ月間ほど試験をした会津環境保全研究会の調査結果では、多くの事業所で安くなったんですって」
「試験と本番では有料袋の価格設定が違ってたりして。。。」
 

「まあ、ひどいこと言うのね。複数の収集運搬事業者が連携して一つの協業組合をつくって、 回収作業したり、みんなの知恵で作業を改善したら、これまでの半分くらいの収集運搬車両の数で、今までと同じ量の仕事ができるようになったんだって。それで、収集料金 が下がって、 収集袋の価格が安いんだって。45リットルの袋は1ロール10枚巻きで1800円なんですって」

「おいおい可燃チャン!1枚180円じゃないの?そんなレジ袋のおばけみたいなビニール袋がどうして、そんなに高いの?だって、オレの友達の住んでいる町なんか、45リットルのごみ袋は1枚60円だよ。やっぱり高いじゃない!」

 

「あっ!不燃クンの見せてくれたこの袋は、市町村などの自治体で取組みがはじまっている家庭ごみの有料収集袋じゃない」

「何か違うのか?同じ有料収集袋じゃないか?」
 

「違うわよ。事業所ごみの有料袋の料金は、袋の製造コストと収集運搬料金と処分料金で構成されているの。家庭ごみの有料袋の料金は、自治体の負担があって、つまり、税金なんだけど、その負担分が有料袋の料金から差し引かれているのよ」

「そう!可燃チャンの言うとおりだね。事業所ごみは、事業者が全部負担しないといけないんだ!だから、有料袋の料金は、家庭ごみのものより高いんだよ。ちなみに、会津若松市事業系一般廃棄物の有料収集袋は、事業所ごみの袋としては、全国でも最も安い価格なんだ。それもこれも、複数の収集運搬事業者が連携して一つの協業組合をつくって、回収作業したり、みんなの知恵で作業を改善したからなんだ。わかったかい?可燃チャン」

 

「ちょっと!不燃クン。。。あなたって人は。。。」 

 

 

 

第2話 ごみを減らせば、経営も元気!

「なんだかなあ?仕入れて、ものつくって、ごみが出て、それを処理するのにお金かかって。。。最初から、ごみになるようなもの省いて買いたいよなあ!」

 

「どうしたの?また、独り言?でも、たまには、まともな独り言を言うのね。そうよね。毎日の事業活動で、ごみを減らすこころみって大切よね。ISO14000でも、継続的改善を求めているわよね。がんばって、ごみを減らしてね」

「わかってるよ。けどさ、ごみを減らしても、うちは2年更新の月極契約だから、今から、ごみを減らしても、 ごみ出しのお金の見直しは、まだまだ先なんだよ。だから、次回の更新の時まで、ごみを減らしても、あんまりいいことないよ」

  「そんなこと言わないで。がんばってよ。心も自然も美しい会津若松だあ!がんばれ!」
「そんなこと言ったって。。。」
 

「だらしないわね。それじゃ、有料収集袋を使いなさいよ。ごみを減らせば、使う有料収集袋の量も減るでしょ!減るということはね。。。」

「使う有料収集袋の量が減るということは、すなわち、ごみ処理コストも削減できるってわけです。 事業所みんなで、環境を考えながら、楽しく、ごみ減らし!そして、経費の負担も軽くなって、従業員も会社も元気!元気!」

 

「ちょっと!不燃クン。。。あなたって人は。。。」